【Chapter51】ETF投資なら外国!おすすめETFと注意点
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株式投資をしたいけどどの銘柄を選べばいいか分からないという方も多いと思います。
今回の内容としてはその選択肢の1つとしてETFに関して紹介させていただき、またその中でも外国ETFについてと是非お勧めしたい外国ETFについてご紹介させていただきます。
そもそもETFとは
ETFとは「Exchange Traded Fund」の略になります。
内容に関しては株式投資のパッケージ売りのイメージを持っていただけたら大丈夫です。
冒頭でも紹介しましたが株式投資を行う場合どの銘柄を購入するか難しくなってきますが、投資のプロ(ファンド)がテーマごとに厳選して選んでくれるのでそのパッケージを購入するものになります。
ただ、パッケージ売りに関して「ETF」以外にも「投資信託」があります。
違いを簡単に言えば投資信託を上場させたものがETFになります。
違いについては次の項目で詳しく説明致します。
投資信託との違い
投資信託とは複数の投資家(私達など)からお金を集めて資産運用のプロが株や債券などに投資を行い私たちの代わりに資産を増やしてもらう仕組みのことです。
投資信託とETFの大きな違い
投資信託:上場していない
上場投資信託(ETF):上場している
になっております。
そのほかの違いとして
購入方法
投資信託:販売会社を通じて購入(証券会社、銀行、郵便局など)
ETF:証券会社を通じて購入(株式市場)
評価額の決まり方
投資信託:1日1回、計算
ETF:株式市場でリアルタイムに値段がつく
注文の仕方
・投資信託:販売会社に申し込みを行う(口数指定/金額指定)
口数指定→1口単位で購入出来る(翌日に購入金額が決定)
金額指定→100円単位で購入できる(翌日に購入口数が決定)
・ETF:証券会社に申し込みを行う(指値/成行)
指値→自分で買値を指定して注文
成行→自分で買値を指定せず注文
図でまとめるとこのようになります。
(非上場の投資信託が投資信託です)
コストに関しても購入時と保有時、売却時にも手数料がかかりますが一般的にETFの方が手数料は安くなっております。
そのほかにも投資信託は積立投資ができるがETFはその都度購入しかできないなどの違いがあります。
株式投資との違い
大きな違いはリスクとリターンになってきます。
株式投資だと銘柄別に投資を行うので評価額が高くなればそれだけ自分の利益になりますし配当金や株主優待などもらえるのも特徴になります。
(ハイリスクハイリターン)
一方でETFに関しては複数の銘柄を購入しているパッケージ売りなので1つの企業の株価が上がったからといっても他の企業が下がってしまうと全体の評価額は下がってしまうので株式投資と比べても評価額は上がりにくく、配当金も貰えますが株式投資で個別に投資するよりは低くなっております。(株主優待はもらえません)
(ローリスクローリターン)
株式投資の場合1つの企業ごとに投資を行うのでリターンは大きくなりますがその分リスクも大きくなるのが特徴となっています。
その為、個別株に集中投資するとリスクが高くなるので分散して投資する必要があります。
一方で分散投資をするにも資金が必要となってきます。
1銘柄だけでなく数十銘柄に分散するすべきですが、その銘柄を買うにも数十〜数百万円単位の資金が必要なのでこれから投資を始める人や資金が少ない人にとってはいきなりそれだけの資金を準備するのは難しいと言えます。
その点、ETFに関してはプロのファンドがテーマやベンチマークごとに数十〜数百銘柄を選定するだけではなく、入れ替えもしてくれるのでそれを少額から購入出来るとうメリットはあります。
ただ、個別株と比べて利回りが低かったり信託報酬を支払わなければならなかったりとデメリットもある金融商品となっております。
何故外国ETFがおすすめか
外国の中でも特にアメリカ株式市場が非常に成長しているという背景があります。
こちらは過去10年のNYダウと日経平均の株価の推移をみたものです。
日本経済もアベノミクスで株価が非常に上がったと言われていますが、それ以上に成長しているのがアメリカの株式市場となっております。
またこちらはアベノミスク前の日経平均とNYダウの株価推移を見たものになります。
先ほどのグラフよりさらに30年前を見たものですが、日本の経済が停滞していた時もアメリカの株価は常に上がり続けていたことがわかります。
そのため、世界で最も成長しているアメリカの経済に投資することが資産を増やしていくために最も合理的になってきます。
外国ETFの注意点
・二重課税の問題
配当金を得る際、税金がかかってきますが日本株の場合は20.315%(所得税:15.315%、住民税:5%)引かれた金額を配当金として得ることができます。
一方で外国ETF含む外国株に関しては国内で約20%引かれるだけでなく現地国に対しても税金を払う必要があります。
米国の場合は10%の源泉徴収課税がかかった後に、さらに日本で約20%引かれてしまいます。
ただ、こちらに関しては外国税控除というものがあり確定申告することで支払った税金が多少戻る制度があります。
詳しくはここでは省かせていただきますが、証券会社に方法が記載されておりそちらのリンクを貼っておきますのでご覧ください。
SBI証券
おすすめの外国ETF4選
今まで外国ETFに関して紹介しましたがその中でも特におすすめのETFに関して紹介させていただきます。
- VYM
- HDV
- SPYD
- VTI
①VYM(バンガード米国高配当株)
→バンガード社の米国高配当株ETFで大型株の中でも予想配当利回りが市場平均を上回る大型銘柄で構成しているETFになります。
特徴としては
- 経費率:0.06%
- 配当利回り:3.56%
- 3年トータルリターン:10.6%
- 配当月:年4回(3、6、9、12月)
- 銘柄数:400銘柄
となっております。
誰にでも推奨できるETFとなっており、金融や消費財、ヘルスケアの分野に多く投資を行なっているETFになります。
特に安定して資産を増やしてなおかつ配当金を得たいという人にはおすすめしております。
②HDV(iシュアーズ・コア米国高配当株)
→ブラックロック社の米国高配当株ETFでありバンガード社のVYMを意識して作られているETF となっております。
特徴としては
- 経費率:0.08%
- 配当利回り:3.65%
- 3年トータルリターン:8.85%
- 配当月:年4回(3、6、9、12月)
- 銘柄数:75銘柄
となっております。
VYMと似たようなETFですが投資先が石油関係や通信関係などに比重を重く置いているのがこちらになります。
大まかな印象としてはVYMが将来に対して投資している対してHDVはもっと近い未来に投資しているようなイメージですので好みによって使い分けましょう。
③SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式)
→ステート・ストリート社の米国高配当TFであり、S&P500の内配当利回りが高い上位80銘柄を集めたETFになります。
特徴としては
- 経費率:007%
- 配当利回り:4.73%
- 3年トータルリターン:8.62%
- 配当月:年4回(3、6、9、12月)
- 銘柄数:80銘柄
となっております。
米国高配当株のETFだとこのSPYD、VYM、HDVの3つがビッグ3となっております。
このETFとしては不動選銘柄や公共事業の銘柄の割合が多く他の2つと比べても相対的に安定している業界が多い印象となっております。
④VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
→バンガード社のCRSP USトータル・マーケット・インデックスをベンチマークにしたETFで米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%カバーできています。
特徴としては
- 経費率:0.03%
- 配当利回り:1.86%
- 3年トータルリターン:12.8%
- 配当月:年4回(3、6、9、12月)
- 銘柄数:3573銘柄
となっております。
最も人気の外国ETFでこれを購入するだけで米国株をほぼ全て購入しているのと同じになりテクノロジーや金融、資本財、消費財などに多く投資しております。
私の意見にはなりますがVTIと上記で紹介した米国高配当株ETFのどれか1つに投資するだけでもかなり安定的に資産を構築することができ、なおかつ配当金という金の卵も作っていくことができるので非常におすすめです。
まとめ
今回は外国ETFに関してとおすすめの外国ETFを紹介させていただきました。
少額から分散投資が出来て配当金も貰え成長利回りも期待出来るというメリットがありますが、とは言え投資する資金が少ないとそのメリットも十分に活かすことが出来なくなります。
購入先としては特にバンガード、ブラックロック、ステート・ストリートこちらの3社が世界最強の投資会社とも言われているので上記で説明したETFのどれかを購入しておけば間違いはありません。
ただ、いきなり大量に資金を導入して購入する必要はないですが、評価額も日々変動してますので定期的に購入し続けることで将来的には大きな資産になってくると思うので地道に投資を行うことが重要になってきます。
その為、投資するための資金を作っていく必要もあるので以前サラリーマンでも出来る副業を紹介したのと
その中でもせどりはおすすめしているのでそのマニュアルも解説してますのでご興味があればご覧ください。